町田・鶴川の心理カウンセリング 和の樹

私は、思春期にひきこもりになりました。ある日、「私は一人だ」とふと思いました。それ以来、毎日部屋に閉じこもり泣いていました。誰も近づきませんでした。勉強する気力は失せ、進路を大きく変更せざるを得ませんでした。もしあのとき誰かが寄り添ってくれていたら、私の人生は大きく変わっていました。それ以来、あの時の私のように、人生の岐路でサポートを必要としている方を支えたいという思いが常にあります。

うつ病、パニック障害、DV、難病のために欠勤しがちになり上司との関係がうまくいかないなど、仕事を続けることが困難な従業員のお世話をしたことがあります。その方のお話しをうかがい、つらい気持ちを受け止め、問題解決のために考え、行動することに生きがいを感じました。

2度リストラを経験しました。1度目は、吸収された組織へ転勤しました。新しい職場は厳しく、毎朝出勤するのがつらく、精神安定剤を飲んで出勤した時期がありましたが、なんとか乗り越えました。2度目は、組織統合で、仕事の多くが新本部へ行き、私は暇で空しい日々を送るようになりました。この状態で定年までいくのかと悩みましたが、残りの人生を有意義にすごしたいと考えて早期退職し、大学・大学院で勉強しました。

以前からつらい思いをされている方のお役にたちたいと考えていました。臨床心理学の理論・実技を学び、病院実習・SVを受けさせていただきました。心理相談室で相談員、ボランティアで電話相談員を経験した後、カウンセリングルーム和 (なごみ)の樹を開きました。